内容説明
橿原市近郊の伝建地区・今井町の「今井まちなみ交流センター・華甍」につとめる青垣万穂は、奇妙な手紙を受け取る。新聞の活字を切り張りしたそれには、意味不明の文章がつづられていた。偶然町へ調査に来ていた伝建地区調査員の竹之内春彦に相談したところ、彼は簡単に隠されていた意味を読み解いた。それによると、今井町の旧家である青菅家への招待状だという。半信半疑で青菅家へ出かけた万穂たちだが、そこで彼らが見つけたものは、周囲を金屏風とクチナシの花に飾られた女性の全裸死体だった―。
著者等紹介
秋月達郎[アキズキタツロウ]
昭和34年5月15日、愛知県半田市に生まれる。早稲田大学を卒業後、東映に入社。本編映画のプロデューサーを経、作家に転進。現在、仕事のかたわら、町家と運河の研究に勤しみ、地域における町づくり支援をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Syo
21
う〜む。 なんという。2021/07/17
ユウ
0
*2013/09/05
shino
0
動機と事件の流れが理解しきれていないのですが、殺人未遂事件に関しては、未然に防ぐ事ができたのではないかと。2013/03/29
琵音
0
二時間ドラマの原作のような内容。というか、ドラマで観たほうが面白かったような気がしないでもありません。でも、あの被害者達の様子じゃ映像化はムリか。それにあのヒロインはあまり女性ウケしないと思いますが。割と先の予想もすぐついてしまうものの、土壇場でちょっと意外な展開がありました。2012/05/10
氷高
0
橿原市辺りが舞台ということで読んでみた。大和三山の位置関係や石造物は文章だけではなかなか把握しにくいのではないだろうか。とはいえ映像化するには無理のある死体の様子。旅情ミステリーとはこんなものか… L.2021/04/15