内容説明
長崎から京都に向かう寝台特急の中で、乗り合わせた女性から身辺の警護を依頼された私立探偵は、奇妙な男たちを目撃した。男たちがその女をつけ狙っているという。私立探偵は、一晩中、男たちを見張っていた。ところが、そのころ、京都で無理心中に見せかけた殺人事件が起こった。その容疑者が、私立探偵が見張っていた男たちだったのだ。この不可解な事件の背景には、銀行業界の策謀が潜んでいた。
著者等紹介
斎藤栄[サイトウサカエ]
『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。以後400冊を超す著書を持つ。「タロット日美子シリーズ」「二階堂警視シリーズ」など、人気シリーズを多数持ち、多くの読者を獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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