内容説明
なぜ、妻の真由子は誘拐されたのか?犯人は、真由子の手文庫から何を持ち去ったのか!宮之原警部は、春爛漫の4月半ば、久しぶりに信州飯田に嫁いだ長女の津玻紗を訪ねた。そこには妻の真由子も来ているはずだった。そこに真由子から「不運な偶然のために誘拐された」と突然の電話が入った。宮之原には何の要求もないという。真由子を誘拐し、しかも肉親以外の者へ身代金を要求するという奇想天外な方法を考えた犯人!。しかし、事件は一刻も争う展開に…。
著者等紹介
木谷恭介[コタニキョウスケ]
1927年、大阪生まれ。私立甲陽学園卒。浅草の劇団「新風俗」、「三木トリロー文芸部」などを経て、ルポライターとして活躍。1977年頃より風俗営業の女性を題材とした小説で一躍注目を浴び、その後『赤い露の殺人行』で旅情ミステリーの分野に進出。近年は宮之原警部が活躍するシリーズが人気を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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