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空母艦隊血風録〈3〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408603155
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

盛田の操る天山艦攻は海面を這うように突進する。雷撃速度は実に四〇〇キロ。このスピードに翻弄されたのか、敵艦の砲火は正確さを欠きはじめた。小型駆逐艦のマストを掠めるようにして飛翔する。目標まであと七〇〇メートル。今だ!機体がふわりと軽くなる。八〇〇キロもの重量を棄てたのだから当たり前だ。これで任務は済んだ。もう撃ち落とされても悔いはない。「魚雷命中!水柱三!」美墨二飛曹の声に背後を振り返るや、大型空母の左舷測に報告通りの風景が展開していた。盛田十三飛曹長は嬉しげに叫んだ。「よし、一番槍だ!」。

著者等紹介

吉田親司[ヨシダチカシ]
1969年福岡県生まれ。岡山商科大学卒。情報処理会社をリストラされた後、執筆活動を開始。前例にとらわれない奇抜な発想と精緻きわまる軍事考証で、若者から熟年層まで広範な支持を得ている
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