内容説明
イベント列車「銀河鉄道」に乗って旅立ったはずの恋人・高沢吾一が盛岡市内の北上川で殺されて発見された。しかも、見ず知らずの中年男と一緒に上流から流されて来たらしい。だが、2つの死体は死因が違い、死亡推定時刻にも若干のずれがあった。さらに同じ頃、周辺の花巻と紫波でも殺人事件が発生、それぞれの死体から北上川の死体との奇妙な関連性が見つかって、事件は思わぬ方向へ―。吾一が犯罪と関係しているとは思えない衣子は、懸命に彼の生前の足どりを追う。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。10年にわたるホテル勤務を経て69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞をそれぞれ受賞
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