内容説明
事件の発端は、兵庫県警に異動になった二階堂警部の留守宅に、一人の女性がたずねてきたことだった。対応に出た妻の日美子に、彼女は夫の二階堂を愛しているのだと告げた。そして続いて電話でも、ファックスでも、別の女性が同じことを伝えてきた。驚いた日美子は、改めてその女性たちと会うことを決意する。場所は奈良の興福寺。しかし、そこで日美子を待っていたのは、恐るべき数々の事件だった。
著者等紹介
斎藤栄[サイトウサカエ]
『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。