内容説明
「火事で行方不明になった姉が宝物にしていたアイドルスター・紅林真紀のサイン色紙が、インターネットオークションに出され、その出品者・石田友雄の絞殺死体が多摩川で発見された。その真相が知りたい―」。『週刊ジャパン』編集部に届いた一通の手紙は、神戸で印刷業を営む野辺昭一からのものだった。その後、昭一の姉・藍子がコレクションしていたアンティークドールも石田の部屋から見つかった。自分のサイン色紙と人形の謎を、「特命記者」真紀が追う。だが、第二の殺人が起こり、その死体も藍子の人形を抱いていた…。
著者等紹介
矢島誠[ヤジママコト]
1954年、東京都生まれ。中央大学卒業。出版社勤務を経て、1988年『霊南坂殺人事件』(栄光出版社)でデビュー。以後、地方都市と東京を結んで展開する長編旅情ミステリーを多く発表している
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