内容説明
ニュースキャスターの結城冴子は、大衆に人気のある女性政治家・白崎由貴子に激しいライバル心を燃やしていた。「あなたより先に、わたしが女性総理になってみせる…」。周囲からの要請もあって冴子は総選挙に立候補し、みごと初当選。同時に、外務大臣を更迭され、その後議員を辞職していた由貴子も、国会に戻ってきた。そこにやはり二代目代議士深城麗子もライバルに加わる。こうして、野望と権謀渦巻く政界の中で、ともに女総理をめざす三人の対決が始まった…。
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県生まれ。広島大学文学部卒業。大宅マスコミ塾第7期生。1970年「週刊文春」の記者となる。記者時代「小説電通」を発表し、作家としてデビュー。1983年、週刊誌を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動を続けている
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