内容説明
目の不自由な主人公を実体験しようと自らマスクで目をふさぎ、離れ小島・とむらい島へでかけた推理作家・高篠英麗奈。ところが、翌日、英麗奈とともに島へ渡った編集者・浅田が殺害されてしまう。島に残る海賊伝説同様、崖から突き落とされ竹に串刺しにされるという残忍な殺され方で、しかも、現場周辺にはハイヒールのあとが。だが、島には女性は英麗奈以外にいないはず…。犯人と疑われ思わず逃げ出した英麗奈だが、マスクの鍵は浅田がもったまま!絶体絶命の危機が迫る。
著者等紹介
辻真先[ツジマサキ]
名古屋市に生まれる。NHKのプロデューサー、脚本家を経て作家デビュー。『アリスの国の殺人』で日本推理作家協会賞受賞。「迷犬ルパン」シリーズ(光文社)で人気を博し、また旅行作家としても活躍中
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