内容説明
乱歩の書いた「パノラマ島」を展望小島に再現したからぜひ見に来てほしいという手紙が届き、乱歩は半信半疑ながら横溝と共にたずねる。だが、到着した彼らを待っていたのは、肝心の当主である天望慶一郎行方不明の知らせ。捜索を開始した乱歩たちだが、慶一郎の作った「パノラマ島」内部で彼の遺体を発見。激しい嵐が孤島を襲うなか、さらに慶一郎の弟が殺された!江戸川乱歩と横溝正史の活躍を描く、シリーズ第4弾。
著者等紹介
楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県生まれ。1982年日本大学法学部卒業後、出版社に勤務。歴史雑誌編集者のかたわら、1996年『十二階の柩』(講談社)で小説デビュー。1999年から専業作家に。同じ文豪ミステリーに『名探偵夏目漱石の事件簿』(広済堂出版 第8回日本文芸家クラブ大賞)など著書多数
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感想・レビュー
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- 和書
- 父と娘の肖像 小学館文庫