内容説明
1941年12月8日、ニューヨークの鼻先であるロングアイランド南方沖合に、突如巨大な潜水艦が出現、アメリカのシンボル・自由の女神像を砲撃し破壊すると、周囲の艦船には目もくれず悠々と立ち去った。これこそ日本海軍が威信をかけて開発した潜水戦艦・イ800型特潜だった。さらに翌9日、今度はパナマ湾沖合に現れたイ800は、その搭載機「晴嵐改」でパナマ運河を爆撃、閘門の破壊に成功した。これによりアメリカ太平洋艦隊は孤立を余儀なくされることになる―。
著者等紹介
田中光二[タナカコウジ]
昭和16年2月14日、京城生まれ。早稲田第二文学部卒。「黄金の罠」で第1回吉川英治文学新人賞受賞。現在、和歌山県白浜在住
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