内容説明
推理作家・黒木夏夫の家は、母と妻と3人の子供の6人家族。笑い声が絶えない幸せな家庭だったが、ある日、妻の未紗がポツンとつぶやいた一言から地獄がはじまる。「6っていう数は縁起が悪いのよね」夫の知らないうちに、妻は数字ひとつずつに過剰な意味づけを行なう数秘術の虜になっていたのだ。そして彼女は、人数が「幸福な絶対数1」になるまで最愛の家族を減らす狂気の行動に出る!戦慄のマインドミステリー。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年東京出身。一橋大学商学部卒。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て1990年、横溝正史賞佳作に選ばれたのをきっかけに専業作家に。朝比奈耕作、氷室想介、志垣警部、烏丸ひろみなど推理作品シリーズやホラー、心理サスペンスを中心に精力的な執筆活動を展開
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
6
登場人物全員が怪しげで、誰が正常なのが解らない状態で読み進めていきました。 陰惨なシーンが多い作品なので、恐々読んでいました(苦笑)。2012/02/17
七香
2
前半の呪文関連のあたりはこわかった・・・どんどん誰が「普通」の人なのかわからなくなってくるあたりがすき。2011/04/12
朱音
2
推理作家の家庭における謎。読み進めていくうちに、示されている情報が正しいのか間違っているのか、「狂っているのは誰?」という謎にはまってゆく。読後感はあんまり良くないのだけれど、うまい。2004/02/13
うし
1
気持ち悪い・・・うーん・・・初体験の感情
JUVE
1
「ヌガヌガヌガヌガ、キュンバキュンバ」2007/03/31