内容説明
山口県秋芳洞の洞窟のひとつ・地獄穴から、まだ新しいと思われる人骨が発見された。それも子供を含む五人分である。大量殺人の疑いもあるとして、山口県警では大規模な捜査を開始する。偶然現地にいた、警察庁特別捜査指導官の千々岩は、その人骨が、捨てられたにしてはきれいに揃いすぎていることに疑問をもち調査を開始するが、事件は思わぬ方向へ展開を見せる。残された骨が暴き出した、背も凍る真相とは。
著者等紹介
田中光二[タナカコウジ]
昭和16年2月14日、京城生まれ。早稲田第二文学部卒。「黄金の罠」で第1回吉川英治文学新人賞受賞。現在、和歌山県白浜在住
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