ちょっと長い関係のブルース―君は浅川マキを聴いたか

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408593524
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0095

内容説明

熱く、冥く、重く、でも何かがあった“あのころ”そして、マキがいた…さまざまなジャンルの執筆者が、伝説の歌手・浅川マキをとおして60年代、70年代という“時代”を鮮やかに切り取ったエッセイ集。

目次

1(ちょっと長い関係のブルース(喜多條忠)
「右も左もまっくらやみ」の時代でした(上野千鶴子)
コント55号のあとに突然「夜が明けたら」が流れてきた(奥成達)
遅れてきた革命歌(乗峯栄一)
「とりかえしのつかないことばかり」(立花珠樹) ほか)
2(心の奥の扉からマキの歌が聞こえる(加藤登紀子)
「ちっちゃな時から…」(小椋佳)
それにしても早すぎたなぁ。(山下洋輔)
浅川マキさんへ(研ナオコ)
心を柔らかく開いてくれた人…たまらなく寂しい(長谷川きよし) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

44
作詞家の喜多條忠の企画・編集本。浅川マキの生前に雑誌『遊歩人』に連載されたものが第一部。団塊の世代を中心にした書き手が、60年代後半の「革命の時代」をナルシスティックに表現したエッセイばかりで、うんざり。2010年に浅川マキが死去。第二部はその後の書下ろしの追悼文で、加藤登紀子、山下洋輔、長谷川きよし、葛井欣士郎、寺本幸司ら、実際に浅川マキを交流があった人たちの回顧で、こちらはまだしも読ませる。プロデューサーだった寺本幸司が、浅川マキを切り捨てて、りりィのほうに切り替えたのは、浅川から生涯の恨みをかう。2025/07/21

クローカ

5
エッセイ集。亡くなられた歌手、浅川マキにまつわる話をまとめたもの。『君は浅川マキを聴いたか』なんて偉そうなタイトルの通り、一章は全共闘の時代を振り返る懐古的な老人の昔話なのでゲンナリさせられることしきりですが、関係者を中心に書かれた二章の弔文がどれも涙腺に来るものばかり。『浅川マキ』という存在をアイコンとしてしか捉えられなかった者と、神格化することなく『ただの』生きている人間として捉えた者がそこではっきり別れたようにも思えて、ある意味痛快な一冊でした。あと、どの写真もシビれるほどにカッコいい。2011/05/12

まこちゃん

1
ふとしたきっかけで聴いた浅川マキさんのCD「浅川マキの世界」それまで聴いたどの音楽とも違った、独特の「暗さ」に魅了されてしまいました。この本にはかつて浅川マキさんちに影響を受けた人や活動を共にしていた方たちのマキさんへの愛情のこもったエッセイが収められています。後追いで聴いてる立場からは文章から立ち上るマキさんの素顔も、また興味深いところでありました。2016/08/07

ぱーぷる・ばんぶー

1
浅川マキと古い関係の喜多條忠が編集した、いろいろな人が書いた浅川マキとその時代に関するエッセイ集。2011/02/17

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