内容説明
三国志の群雄の中から、蜀の長槍使いの豪傑趙雲、呉の社稷を支えた豪雄陸遜、魏の知謀の戦略家荀〓、孔明の知遇を得て大奮闘した馬超の四人の一生を描きつくす力作。
感想・レビュー
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ようはん
11
「呉三国志」の伴野朗先生による趙雲・陸遜・荀彧・馬超をそれぞれ主人公としたオムニバス作品で設定的には呉三国志の外伝といえる。この中では趙雲主人公の作品が割と良かったかな。2020/06/16
BIN
5
呉三国志の列伝で趙雲、陸遜、荀彧、馬超を描いた作品。序盤に作者オリジナリティの発想を入れてから正史に沿ってストーリーを組み立てているものになってます。荀彧の予見力は素晴らしく、漢に忠誠は尽くすし、人を見る目はあるしと文句なしの人物だな、やはり。ただ荀彧が推薦した韋康について荀彧編では優れた人材と書いているにも関わらず、馬超編では凡人と書いているのは中途半端かと。政治家としては良くても将軍としては不的確だったということなんだろう。2016/07/14
水無月十六(ニール・フィレル)
3
三国志の趙雲、陸遜、荀彧、馬超をそれぞれ主人公にした四編が収められている。文体は快活で、読んでいて面白かった。ただ時々筆者の気が緩んでいるのか、わざとわかりやすくしているのか、セリフがきになる箇所があった。2015/01/08
