出版社内容情報
「この気持ちのいい
"おせっかい”の世界に、
いつまでも浸っていたい」
文芸評論家 細谷正充さん絶賛!
(公明新聞 2025年7月7日より)
泣いて笑って、生きてるって、幸せだ。
深川長屋の住人たちは
極めつけのおせっかい!?
神田の大火で両親を亡くしたお奈々。普段は元気いっぱいだが、
突然寂しさに襲われる。
そんな折、奉公先の大手呉服問屋で、手代・藤三郎に恋心を抱き、
小袖の綿入れを申し出る--。
火消の玉造は火事場で救った髪結いの女にほだされ、
南部水沢藩の浪人は女敵討ちに長屋へ、
魚売りの権助は身近な彼女に心を奪われ……。
魅力的な長居の人々が織りなす江戸人情譚。
読めば元気が湧いてくる!
【目次】
第一話 綿入れ
第二話 髪結いと恋文と
第三話 裏者同士
第四話 いとしさとせつなさと勘違い
【目次】