出版社内容情報
どこ行くの?
ボクも連れてって。
笑いと癒しあふれる
子猫の京都ふしぎ旅。
大ヒット『猫を処方いたします。』
著者の最新書下ろし小説!
子猫が鳥居をくぐったら…
茶々、はじめてのお出かけ!
子猫の茶々は飼い主の千代が海外に出張する間、両親の実家がある京都伏見のいなり寿司屋「招きネコ屋」に預けられることに。さっそく先住猫の影丸と伏見稲荷の千本鳥居を散歩中、白い光をまとったキツネが現れついていくと…40年前の京都にタイムスリップしていた! 猫仲間、人間たちとの時空を超えた冒険と心温まる交流を描く、猫好き必読小説。
内容説明
子猫の茶々は飼い主の千代が海外に出張する間、両親の実家がある京都伏見のいなり寿司屋「招きネコ屋」に預けられることに。さっそく先住猫の影丸と伏見稲荷の千本鳥居を散歩中、白い光をまとったキツネが現れてついていくと…40年前の京都にタイムスリップしていた!猫仲間、人間たちとの時空を超えた冒険と心温まる交流を描く、猫好き必読小説。
著者等紹介
石田祥[イシダショウ]
1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー。『猫を処方いたします。』が第11回京都本大賞、第13回うつのみや大賞文庫部門を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
65
はぁぁ、猫可愛かったわ。飼い主が海外出張のため、飼い主の実家に預けられた茶々。迷った挙げ句、バブル時代にタイムスリップ。茶々とクロとミルクの大冒険。温室育ちで何もできなかった茶々が冒険しながら色んなことをできるようになったり、知ったりする。めちゃくちゃほっこりする。タイムスリップ先と現在が上手くリンクしていて良い話だった。2025/04/20
よっち
27
飼い主の千代が海外に出張する間、両親の実家に預けられた子猫の茶々。子猫が鳥居をくぐったた結果、40年前の京都にタイムスリップしてしまう物語。両親の実家がある京都伏見のいなり寿司屋に預けられた茶々が、出会った先住猫の影丸と伏見稲荷の千本鳥居を散歩中、白い光をまとったキツネについていった結果タイムスリップに巻き込まれ、そこで茶々はたくさんの猫たちとも出会い、過去とわからないまま、飼い主の両親と出会ったり、世話をしてくれた娘の危機を救ったりする機転があって、そんな大冒険の様子が伺える過去の写真も効いていました。2025/02/03
みやび
26
思っていたのとはちょっと違っていたけれど、読後はホッコリ癒された。飼い主の実家に一時的預けられた子猫の茶々。ひょんなことから伏見稲荷大社で見かけた白狐を追いかけるうちに40年前にタイムスリップして…というお話。茶々はもちろん、影丸にクロにシマオに、それからミルクも、みんな健気でかわいい。なんか童話とかを読んでる感覚ではあるけど、途中少しジンとくるシーンもあって涙しそうに。伏見稲荷大社には実際に運が良ければ猫ちゃんに会えるし、あの子達も白狐神と交流してるかなぁなんて想像すると楽しい気持ちになれて和む。2025/03/31
ミーコ
21
多分、初めて読む作家さん。舞台は京都の伏見。 違う時代の同じ場所に時代トラベラーストーリーでした。元の飼い主の千代ちゃんのもとに戻れるんだろうな と思いつつも少し心配に(笑) 超過保護にされていた茶々 色んな体験をして逞しくなりました。石田さんの本 また読んでみよう♪2025/02/18
Comit
19
Audible~猫の愛くるしさが伝わってくる、ほんわかほわほわな物語。トラベラーはトラベラーでもタイムトラベラーか🤭著者さんの本は久しぶりでしたが、相変わらず猫愛に溢れた一冊でした。ずっとシリーズもの読んでいたので、“箸休め“感覚で読了。よい読書時間となりました✨2025/04/22