出版社内容情報
友情か、怨念か…
“あの日”の記憶が殺人を呼ぶ!
伊勢路を走る十津川警部の推理!
空襲で友人が行方不明に。
彼だけが知る真相とは?
大学で古代史の講師をしている野々村雅雄は、十五歳の終戦の年、伊勢から東京へ移住したが、遷宮で賑やかな伊勢に七十年ぶりに帰郷する。目的は十五歳の孫・翔に伊勢神宮を見せるため、そして同級生との再会だった。これまで里帰りを避けていた野々村には、誰にも言えなかった秘密が……戦争の記憶が呼び起こす現代の殺人に、十津川警部が挑む!
内容説明
大学で古代史の講師をしている野々村雅雄は、十五歳の終戦の年、伊勢から東京へ移住したが、遷宮で賑やかな伊勢に七十年ぶりに帰郷する。目的は十五歳の孫・翔に伊勢神宮を見せるため、そして同級生との再会だった。これまで里帰りを避けていた野々村には、誰にも言えなかった秘密が…戦争の記憶が呼び起こす現代の殺人に、十津川警部が挑む!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。公務員生活ののち、数々の職業を経ながら創作活動を続け、63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2001年湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。全著作や作家としての記録を展示。04年日本ミステリー文学大賞を、10年長谷川伸賞、19年に吉川英治文庫賞を受賞した国民的作家。22年3月3日逝去。享年91。生涯の著作は640冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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