出版社内容情報
何度読んでも涙がこぼれる
感動の名作。
願いは必ず叶う。
いっぺんだけなあ―
一度だけ何でも願いを叶えてくれるという神様を探しに友人のしーちゃんと山に向かった少年は神様を見つけることができるのか、そして、その後しーちゃんに起きた異変に対してとった少年の行動とは…(「いっぺんさん」)。『花まんま』の直木賞作家が贈る、ノスタルジーと不思議が融和する朱川ワールド傑作集。
書き下ろし掌編「八十八姫の村」特別収録。
〈目次〉
いっぺんさん
コドモノクニ
小さなふしぎ
逆井水(さからいみず)
蛇霊憑き(じゃれいつき)
山から来たもの
磯幽霊
磯幽霊・それから
八十八姫(やそやひめ)
八十八姫の村
内容説明
一度だけ何でも願いを叶えてくれるという神様を探しに友人のしーちゃんと山に向かった少年は神様を見つけることができるのか。そして、その後しーちゃんに起きた異変に対してとった少年の行動とは…(「いっぺんさん」)。『花まんま』の直木賞作家が贈る、ノスタルジーと不思議が融和する朱川ワールド傑作集。書き下ろし掌編「八十八姫の村」特別収録。
著者等紹介
朱川湊人[シュカワミナト]
1963年大阪生まれ。慶應義塾大学卒業。出版社勤務を経て、2002年「フクロウ男」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。03年には「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞を、05年には『花まんま』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁみ
21
表題作が第一話。全9編の短編集。てっきり表題作のような物語が詰まっているんだと…全く違いました。ほぼホラー(笑)。すらすら読める文体なので、怖がる暇がなかった。読後、蛇や海や山に身震い。表題作は本当に感動もの。これだけでも読んでほしいな。あいやそれだけじゃダメか(笑)。2025/01/10
小梅さん。
10
まさに朱川さんの本領発揮なノスタルジックホラー。 表題作が1番好き。 願いを1度だけ叶えてくれるという「いっぺんさん」におまいりにいく2人の少年のひたむきさ。 切なくてちょっと苦い顛末。 子供ゆえのまっすぐさと、それだけでない利己的なところがとてもリアル。 最終話で、別シリーズのあの人が登場したのも嬉しかった。 あのシリーズ、読み返したくなってしまう。2025/08/13
熟腸
0
★★★☆☆2024/09/04
杜杜
0
紙で購入2024/08/12