出版社内容情報
謎の人体発火現象。
陰陽師の呪いに、挑め。
安倍晴明、蘆屋道満……そんな平安時代の陰陽師に連なる存在として、複数の大学が調査を行っていた呪詛師・蘆屋炎蔵。だが、彼の墓を調べた研究者たちが相次いで体調を崩し、さらに翠明大学准教授が謎の焼死を遂げる。殺人か、呪いか。皆が疑心暗鬼に陥る中で、鷹央は事件に潜む「病」を看破するが、それは新たな呪いの始まりでしかなかった……。書き下ろし掌編「新しい相棒」収録。
内容説明
安倍晴明、蘆屋道満…そんな平安時代の陰陽師に連なる存在として、複数の大学が調査を行っていた呪詛師・蘆屋炎蔵。だが、彼の墓を調べた研究者たちが相次いで体調を崩し、さらに翠明大学准教授が謎の焼死を遂げる。殺人か、呪いか。皆が疑心暗鬼に陥る中で、鷹央は事件に潜む「病」を看破するが、それは新たな呪いの始まりでしかなかった…。書き下ろし掌編「新しい相棒」収録。
著者等紹介
知念実希人[チネンミキト]
1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー(19年『レゾンデートル』として文庫化)。15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
69
このシリーズはやっぱり面白い! とある呪詛師の墓を調べた者たちに襲いかかる体調不良、更には人体自然発火現象の謎…。アニメ化された事件なだけあってトリックは秀逸。また、アニメとはところどころ違うところがあって楽しめましたし、法律の大切さも学べるとか…作者さん多才すぎる。2025/05/26
papako
39
ほんとに再読なのか?私?最後の最後まで真相に関しては何にも思い出せませんでした。鴻ノ池がバイクに乗っているということくらい?はなんとなく。。。呪いと思われる火による事件の数々。まさかの人体発火?小鳥遊先生が犯人?あほの刑事って!成瀬さん、怒っていいよ!最後は鷹央と小鳥遊の信頼関係にぐっとくる場面でしたね。まっさらな気持ちで楽しめました。2025/02/03
よっち
34
平安時代の陰陽師蘆屋炎蔵の墓を調査した大学准教授の焼死による不審死。天久鷹央は真実を求め思わぬ事態に繋がってゆくメディカルミステリ。蘆屋炎蔵の墓を調査したことに端を発した、呪いの噂と人体発火現象。これは殺人か呪いか。様々な憶測が飛び交う中、偶然人体発火現象の現場に居合わせたことで、有力な容疑者として警察にマークされてしまう小鳥。手がかりが少ない中で追い詰められながらも、真相に迫る展開には緊迫感があって、相変わらずチャンスに詰めが甘い小鳥先生が、鷹央との絆は認めつつある辺りに微笑ましい気持ちになりました。2024/02/05
猫ぴょん
28
小鳥遊先生の災難の連続😰 人体発火の謎もなかなか興味深い。 手強い謎と、小鳥遊先生の危機。 鷹央ちゃんとの絆に思わずうるうる🥹 2025/04/30
tomtom
21
舞の新車だけじゃなく、自分の買いたいわけではない車種の車を買わされてしまう小鳥遊先生が不憫になる。2024/04/23