出版社内容情報
助太刀に名乗り出た剣士たち。その気配に疑念を抱き……
江戸にある料理屋「わん市」。中食が終わり二幕目に入ると常連客が集まってくる。その中の一人、戯作者が持ってきたかわら版によると物騒なことに辻斬りが起きたという。手がかりなく難儀している御用組に助太刀したいと剣士が現れる。夜廻りの最中、再び犠牲者が。先に駆けつけていた剣士に疑念を抱いた御用組の千之助が、正体を探ってみると……。
内容説明
江戸にある料理屋「わん屋」。中食が終わり二幕目に入ると常連客が集まってくる。その中の一人、戯作者が持ってきたかわら版によると物騒なことに辻斬りが起きたという。手がかりなく難儀している御用組に助太刀したいと剣士が現れる。夜廻りの最中、再び犠牲者が。先に駆けつけていた剣士に疑念を抱いた御用組の千之助が、正体を探ってみると…。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年にデビュー。音楽、料理、俳句ほか多彩な知識を作風に生かし、時代小説からミステリーやホラー小説なども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らび
27
なんだか全てのネタがことごとく予想通りであまり新しさもなくおめでたいループみたいになってきた。わん屋の手伝いは皆が縁に結ばれ祝言からの懐妊の連鎖で、新たな弟子はすずとくっつくだろう・・までお約束でしたね。円く平穏な庶民の話なのでこれはこれでいいのでしょう。軽く読めて助かります。2023/09/05
よっしー
21
そろそろ定番化してきたこの展開。マンネリといえばそこまでですが、何も身構えずに楽しく読めるのがありがたいですね。子どももすくすくと成長しており、お店の常連さんにも可愛がってもらい…。わん屋の周囲でも懐妊が続いたりと、今後ますます賑やかとなっていく事なのでしょう。縁の繋がった人達がさりげなく登場してくれるのもまた嬉しいです。2023/12/09