出版社内容情報
大学合格を機に住居を探していた理佐は、偶然シェアハウス「サニーハウス鎌倉」を見つける。
そこはセレブの別荘のような豪華な外見と設備、格安な家賃と好条件ばかり。
すぐに住むことを決め、充実した日々を送っていたが、同居人が立て続けに死亡する。
不安を抱いた理佐は高校時代の友人に相談するが……。
予想外の結末、震撼のサイコミステリー。
内容説明
大学合格を機に住居を探していた理佐は、偶然シェアハウス「サニーハウス鎌倉」を見つける。そこはセレブの別荘のような豪華な外見と設備、格安な家賃と好条件ばかり。すぐに住むことを決め、充実した日々を送っていたが、同居人が立て続けに死亡する。不安を抱いた理佐は高校時代の友人に相談するが…。予想外の結末、震撼のサイコミステリー。
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業後出版社勤務。2001年『リカ』で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞してデビュー。警察小説「交渉人」シリーズ、お仕事恋愛小説「年下の男の子」シリーズほか、スポーツ小説、ミステリーなど幅広いジャンルの作品を発表し、好評を得ている。『マーダーハウス』は、第4回ブックスキヨスク・ブックスタジオのバイヤーが選んだ一気読み大賞第1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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三代目 びあだいまおう
177
大学に通うため、家賃が安いシェアハウスに住み始める理佐。鎌倉に建つ豪華な邸宅をシェアして住まう男女の生活が理佐の視点で丁寧に描かれていく。タイトルの通り、この邸宅こそが『殺人の家』ってことで、プロローグから既に事件。ならば読み手は、真相と犯人を見つけてやるぜって気持ちで読むことになる。私もいくつかの違和感を掴み、これが伏線かな?なんて思いながら古畑任三郎になり切って読み進めた。結局は全然かすりもしなかったんですが(笑)。結末は予想外、というか結末(?)にはかなりゾクゾクさせられた。コンティニュー?‼️🙇2024/06/20
yukaring
66
シェアハウスを舞台にしたサイコミステリー。鎌倉にあるお洒落なシェアハウス"サニーハウス鎌倉"。セレブの別荘のような外観にシアタールームやプールまでついて家賃はひと月45000円。この破格な条件に大喜びで入居した女子大生・理佐だが同居人が立て続けに死亡して・・。不安になった理佐は友人に相談してサニーハウスについて調べていく。そして明らかになる意外な事実。次々と人が死にヒロインの不安を煽っていく外国のホラー映画にありそうなスピード感のある展開が五十嵐さんらしい。シェアハウスには絶対住みたくないと思わせる1冊。2023/07/31
坂城 弥生
57
『敷金、礼金、命の保証もありません…』って怖い!!2022/05/30
さとか
49
男女8人が暮らす鎌倉のシェアハウスは、家賃からは想像できないセレブな物件。大学進学を機に上京したヒロインは、慣れない生活を感じの良い住人たちに支えられながら過ごしていた。しかし、ある日その中の1人が死んでいるのが見つかる。事故か他殺か?そのうち他の住人たちにも不穏な空気が…。初作家さんだけど楽しく読めました。ヒロインがモテモテで、作者の女性は若いうちしか価値ない的な思想が透けて見えてちょいうんざり😅同じようなセリフが繰り返されたり、ヒロインが何でも人に頼るところもなー。ストーリーは面白かったです。2022/04/12
Takeshi Kambara
37
大学進学を機に田舎から出てきた理佐が見つけたシェアハウスは家具付きお部屋広めでシアタールームからプールまで付いてて家賃なんと4万5千円!敷金礼金無し!命の保証も無し\(^o^)/陰惨な表紙絵から超グロを期待していたのですが存外静かな展開が続く。死人や失踪者は出るものの少々物足りないな〜と感じてた終盤、一気に地獄をブチ込んできてラストはドキドキだった。真犯人の動機など少々ツッコミ所もあったが異常者の心理というのは得てしてこんなものなんだろう。あと、最後のページは読了するまで見ない方が良いです(笑)2022/04/15