出版社内容情報
原発で起こった死亡事故。裏で暗躍するヤクザを撃て!
元マル暴刑事・佐伯涼が環境犯罪に立ち向かう、『潜入捜査』シリーズ第5弾。
原子力発電所で事故が発生し、外国人不法就労者が死亡。
だが所管省庁や電力会社も、労働力を不法供給する暴力団を使って隠蔽工作に走る。
佐伯が迎えうつのは、今までにない敵、国家と原発だった。
さらに彼の前に、中国拳法を操る無敵のヤクザが立ちはだかった。
内容説明
元マル暴刑事・佐伯涼が環境犯罪に立ち向かう、『潜入捜査』シリーズ第5弾。原子力発電所で事故が発生し、外国人不法就労者が死亡。だが所管省庁や電力会社も、労働力を不法供給する暴力団を使って陰蔽工作に走る。佐伯が迎えうつのは、今までにない最大の敵、国家と原発だった。さらに彼の前に、中国拳法を操る無敵のヤクザが立ちはだかった。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年にデビュー。警察小説の人気シリーズを数多く手がける。99年より空手道今野塾を主宰、臨場感溢れる武道小説にも定評がある。2006年『陰蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、08年『果断 陰蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
73
過酷な原発労働に従事させ、労働者が駄目になると次々と新しく人を送り込む暴力団組織!ここに強力すぎる中国武術の達人・張登場!素手斬りと言われ、武器を持たずに殺傷する能力を持つ不気味な男。佐伯涼危うし!文中でも触れられている通り、原発がそんなに安全なら東京湾に作ったらいい彼らが一番電力を使っているのだから。地域活性化を餌に過疎化している場所に林立する、周囲の風景と合わない原発が不気味。次作で終了するのはとても寂しい😢😢😢で2024/08/12
かおりん
31
原子力発電所で外国人不法就労者が死亡。元マル暴の佐伯が潜入捜査する。暴力団が背後にいて、政府や原発関係者も金の匂いにみな敏感に群がる。佐伯はやられながらも毎回佐伯流活法で敵を粉砕するのが小気味よい。約30年前刊行の新装版。2023/05/21
ゆずぽん
25
内村所長から名古屋出張を命じられた佐伯。原発事故、労働者の病死、そこに絡むのは暴力団か・・?今作は暴力団との一騎打ち。関係のない最強の敵も現れて、ハラハラしました。原発推進派が裕福で反対派が貧困って構図には、腹が立ったなぁ。次がラスト。どんな展開になるのか楽しみです。2024/01/26
ぴかりん
20
Audibleにて。シリーズ5作目。今回は原発がテーマで、主人公はヤクザの組に潜入し真相を探る。前作のようなエグい描写はなく、格闘モノの様相。これもまたイッキ聴きでした!面白かった~2023/12/24
にゃんか
13
潜入捜査シリーズ第5弾。今回のヤクザは名古屋。原子力発電所で死亡事故が起きたことで原発推進派を取り込み、ヤクザが金儲けをしていいるところに短い期間ですが、本当に佐伯がヤクザに潜入します。佐伯の前にまたもや強い敵が。2023/10/05