内容説明
放送作家の立花遼一が電車を降りた直後、車両が爆発した。さらに数日後、都内で起きた爆発事件の被害者は、遼一が34年前に中東イラクで出会った日本人と同姓同名だった。もしや、電車で命を狙われたのは俺なのでは?1980年、摂氏50度の国での凄絶な地獄体験が脳裡に蘇り―著者の実体験を基に描く、衝撃と慟哭のリアルサスペンス。
著者等紹介
西川司[ニシカワツカサ]
1958年北海道生まれ。大学中退後、アメリカやアジア各国を放浪。帰国後、脚本家としてデビュー。以降、テレビドラマの脚本、劇画原作、小説などジャンルを問わず活躍。2007年自伝的小説『ひまわりのかっちゃん』で脚光を浴びる。2010年『刑事の十字架』で本格警察小説の新境地を拓く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出版社内容情報
高額のバイト代にひかれ向かった中東の国で見た地獄とは……SNSで大反響を呼んだ著者の壮絶体験に基づく傑作サスペンス小説!