内容説明
世の中が円くおさまるようにと、全ての料理を円い器に盛って出す「わん屋」。跡取り息子の誕生、縁を取り持った娘の嫁入りと、順風満帆。そこへ、同心が妙な話を持ちこんでくる。江戸を騒がせている盗賊を追うため足跡をたどると、寂しい感じの小料理屋に辿りついた。悪事に関わりはないようだが、何か秘密が…。書き下ろし江戸人情物語。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年にデビュー。音楽、料理、俳句ほか多彩な知識を作風に生かし、時代小説からミステリーやホラー小説なども手がける。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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