出版社内容情報
謎も汚れもクリーンに解決する〈清掃人探偵・キリコ〉シリーズが新カバーで登場!キュートなハートウォーミング・ミステリー。
内容説明
おしゃれでキュートで、お掃除が大好きな女の子・キリコが、怪事件や悩み事をクリーンに解決する大人気ミステリー“清掃人探偵・キリコ”シリーズ第1弾。新入社員・梶本大介のデスクから書類が相次いで消える。フロアの清掃を担当しているキリコは持ち前の洞察力を発揮し…。(「オペレータールームの怪」)。
著者等紹介
近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年大阪市生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。93年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年自転車ロードレースを描いた『サクリファイス』は第10回大藪春彦賞、本屋大賞第2位に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんき
104
おしゃれでかわいいキリコ。若いけど、清掃作業員です。オフィスで起きた謎、事件を会社員の大介と解決していきます。セクハラや、不倫などいろいろあります。キリコは、ゴミ箱に捨てた人のプライベートがわかります。心がすさんでくると、部屋やトイレは汚れてくるし、汚し方から精神状態がわかるそう。だからキリコは、誰よりも社内のことがわかります。大変なお仕事だし、人の嫌がる仕事を一生懸命やってるキリコに好感が持てます。わたしも、できるだけ汚さないようにして、清掃する人が作業しやすいようにしてあげたいな2019/02/05
カブ
51
コミックみたいな表紙、気楽に読める1冊。このシリーズが20周年ということは、シリーズ第1弾の本作は20年前に書かれているということだけど、全く古さを感じない。職場での喫煙だったり、女性蔑視だったり、少しあれっ?って思うような箇所もあるが、そんなことより、キリコがチャーミングで大好きになります!2019/05/10
ぽろん
47
随分、昔に読んでいたけど、何巻まで読んだのか思い出せないものの、面白かったという記憶はあったので、又、1から読むきっかけを作ってくれたこの新装版に感謝です。そして、読んでみたら、20年前の話なのに、全然古くなくてサクッと読了。人間関係はいつの世も大して変わらずということでしょうか。謎めいたキリコちゃんが魅力的で彼女に振り回される優しい大介とのやりとりが楽しかった。次巻も楽しみです。2019/01/18
ゴルフ72
42
あらゆる場所でお掃除をしている方々にまずは感謝!面白い設定ですね~!殺人事件はちょいとビックリしましたが、ラストで最高にビックリ!シリーズものらしいのでまた次の号を手にするかも!2022/05/01
かっぱ
36
「サクリファイス」シリーズが好きなので同じ作家さんがこんな作品も書いていたのかと手に取った。人気シリーズだとか。正直なところこれがシリーズ化(全部で5作品)されていることが不思議。オフィスが舞台だけど、現実味に欠けることが多々あって、ちょっとファンタジーっぽい。ミステリとしても超ライトな感覚。初版が2003年刊行ということだから、さすがに現代では通じないことがあるように感じた。2020/07/31
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