出版社内容情報
伊豆下田にいたはずの十津川の友人が、なぜか東京湾で死体となって発見された。十津川は手がかりを求めて伊豆半島へ向うが…!?
内容説明
箱根強羅のホテルで働く木戸は、箱根登山鉄道の車内で出会った男から奇妙な依頼を受ける。消息不明の妹が登山電車に乗る可能性があるので、見つけたら捕まえてほしいという。手付け金の百万円も受け取った木戸はついにその女を見つけたが、彼女の胸には朱い血が―伊豆と箱根を舞台に十津川警部が難事件に挑む、傑作トラベル・ミステリー集!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。公務員生活ののち、数々の職業を経ながら創作活動を続け、63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2001年湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。04年日本ミステリー文学大賞を、10年長谷川伸賞を受賞した国民的作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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寿々喜節句
6
タイトルの通り、伊豆と箱根が絡む事件に十津川警部が挑む。なかなか無茶な操作をしますね、十津川警部。まあ、読み物としては、あっさり、読めるから、たまには、いいですね。なんて西村京太郎っぽく書いたりして。2019/06/05
fumikaze
6
短編集(5編)。舞台が伊豆なので私にも馴染みのある地域で、読みやすかった。著者が日本の各地を舞台に作品を書いているのはこういう事(馴染みのある人にとっては読みやすいし、つい手に取る事も多い)なのかと今更だが思ったりした。十津川警部と亀井、そして「犯人の動機」を重視する捜査、というのはいつもと変わらない。妻の直子が登場するのもあり、直子ファンの私には嬉しい。2018/05/07
あきさん
2
短編集はさくさく読めて楽しい。BSで再放送しているトラベルミステリーも見て、西村三昧な夏休みを過ごしてます。2019/08/15
キャサ
1
短編集