実業之日本社文庫<br> 鉄道少年

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実業之日本社文庫
鉄道少年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784408553528
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

国鉄が健在だった1981年、北海道から東京までひとりで旅をする不思議な男の子がいた。室蘭本線、中央線、東海道線、相模線…男の子の存在は出会った人々の記憶に深く刻まれる。彼はなぜひとりで旅しているのだろう。成長した「わたし」は、思いがけない形で自らの過去を知ることになるが―切なくて、あたたかい、人と鉄道の「絆」の物語。

著者等紹介

佐川光晴[サガワミツハル]
1965年東京都生まれ。茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部卒業。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞、2002年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞、2011年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あおでん@やさどく管理人

40
それなりに鉄道や地理の知識があった方がいいかもしれないが、それさえクリアできればとても面白い。最後は電車の先頭で読んでいたが、隣ではちょうど5歳くらいの「鉄童くん」が車内放送の真似をして楽しんでおり(もちろん一人ではなかったが)、少し不思議な縁を感じた。これからも鉄道は、大らかさを持った乗り物として走り続けてほしい。2018/07/16

saga

29
プロローグから第二話まで、鉄童と呼ばれていた時のゆかりの人を訪ねる話が続き、このまま記憶を取り戻す旅が続くのかと思っていたら、良い意味で裏切られた。まるで転轍機で別の路線へ進むように妻・友紀子との日常や、雑誌「鉄道の友」編集者との交流が語られる。特に「鉄道の友」に寄せられた6巻のカセットテープを聞く主人公の描写によって、彼が何故記憶を失い、孤児として児童施設にいたのかを知らされる。鉄道に寄り添うような情景に、鉄道ファンとして満足の一冊。2017/07/19

かんけー

23
読了後、只郷愁の淵に浸っている自分に気付き?読んでる途中から涙ぐんだり。この作品の主人公「わたし」の数奇な運命と誌面から溢れる鉄道愛に、そしておおらかだった国鉄時代と昭和のノスタルジーをも覚醒させて?電車の車輌型式等にニコニコ(^.^)211系やら115系?更に103系、201系等迄登場させて、鉄オタにとっては嬉しい限りで(^.^)おっとw蘊蓄は省きます(^_^;)5歳の児童?が一人で列車旅?この疑問はページを捲る度に氷解して♪人との出逢いが情けを生み、そこから生涯の伴侶を得る繋がりに、新鮮な驚きと→2017/06/04

ごへいもち

22
(読友さんご紹介本)やはり日本の小説は読みやすい。ちょっと納得できない部分もあったけど楽しんだ2017/06/17

Jun Sasaki

20
悲しい展開ながらも、幸せと明るさが散りばめられているところに希望が持てる温かい作品。国鉄時代が持つおおらかな雰囲気、四歳にして乗り鉄という利発さ。鉄道雑誌の常連読者から編集手伝いに至る道筋と、個性豊かな編集メンバ。鉄道を仕事にするための豊かな選択肢の提示。適度に実在組織を混ぜることによるリアリティ作り。読んでいる自分との同時代性、趣味、育った場所に至るまで、シンクロ要素多く、楽しめました。主人公に会いたい。2020/05/06

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