出版社内容情報
忍者が十五年ぶりに再会した父は…猫になっていた!? 人気シリーズ「猫侍」に続くゆる時代エンターテインメント参上!
内容説明
長い間会えずにいた父上はなぜか猫になっていた!?霧生の里で毎日厳しい忍の修行に明け暮れる陽炎太。仲間の虎眼、燕とともに江戸に出て、主君・沢木家の若年寄・天坂次郎右衛門の身辺を探るよう命じられる。天坂の屋敷に忍び込むと、そこには赤毛のふくよかな猫が。この猫こそ長い間姿をくらませていた父上(の変身した姿)と信じこんだ陽炎太は…癒し度満点の時代エンターテインメント、見参!
著者等紹介
諸星崇[モロホシタカシ]
作家・小説家・シナリオライター。1981年生まれ。『グループSNE』所属を経て現在フリー。2005年、『リボーンリバースゴースト・コンタクト』にてデビュー。以降ライトノベル、TRPGリプレイ、ゲームシナリオ、ドラマCD、舞台脚本、各種解説本など多方面で執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
76
非情の忍びの掟や闘いがかっちりあるだけに、猫がただひたすら猫のまま登場する可笑しみ。登場人物の妙な真面目さにも可愛げがある。次々とミッションが迫る一方で、主人公が猫の扱いを一生懸命試行錯誤している展開が楽しい。またちゃんと青年の成長劇になってるのが面白いね。下巻へ。2016/12/14
Hugo Grove
19
tvドラマや映画にもなったらしい。猫好きには楽しい内容。2018/08/24
ミュポトワ@猫mode
13
図書館本。猫忍ってドラマが有名ですね。映画化もされましたし。実はその有名な猫忍の原作がこれ。Wikipediaみても原作の情報はまったく載ってませんが、あらすじを見ると原作なのがわかります。私は猫侍のDVD BOX(見終わってないですが)しか持ってないので、猫忍については見ていませんが、雰囲気すごい似てますね。猫侍はドラマの後に小説が出ているみたいですが、こちらは小説が先です。ドラマも小説先出しで作るのが想定されていたみたいにスタッフが一緒ですし。猫侍が気に入れば好きな小説家と思います。下巻も楽しみです。2018/07/24
Hugo Grove
12
再読2018/10/24
ううち
12
忍モノ。ファザコンでちよっと頼りない主人公ですが、ほのぼのとした感じのお話。白猫にたぶらかされて腑抜けになったお侍さんというはあの人か…。下巻へ。2017/11/11