出版社内容情報
謎の鍵がかかった7つの部屋、あなたは開けることができるか? 時代を超え名手が贈る極上密室ミステリーアンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yu
28
読了。 いずれも時代を感じさせる密室殺人の短編集。 期待が大きすぎたのか、何となく空振りな感じが否めない。 面白くないわけではないんだけど、物足りなさが残ってしまった。2017/01/28
doi
15
密室殺人をテーマとした短編集。結構古め。数十年前の作品とかもある。かなり読むのに時間かかってしまったので一作品目で読むのを辞めてしまった。やはりミステリー系は頭使いながら読まなきゃいけないので時間かかるなぁ、楽しいけど。そして昔の作品はやはり読むのに時間がかかる。逆に、今の作品は読みやすすぎるものが多く、それはそれでどうなの、とも思うが。2016/10/28
シアン
8
ベテラン作家の密室アンソロジー。時代を感じる作品が7編。山村美紗の「ストリーカーは死んだ」は、最初ストーカーと勘違いしていたくらい。今でも十分読み応えはあるけれど、こうも密室縛りのものを集めると、展開が読めてくる。知らない作家さんに触れられたのはよかった。2016/12/13
のりすけ
7
時代を感じさせる小説。鮎川さん、折原さん、泡坂さんは懐かしく読ませて頂きました。山村正夫さんの二段落ちも面白い。 でも山村美紗さんの大量生産っぽい文体には若干辟易。全体的に一昔前の作品なので古臭い感は否めないかな。台詞回しやトリックやらに。こういう時代が好きなら読んで損はないと思いますが。2017/04/29
ふぃすか
6
故人率5/7。「犯罪の場」飛鳥高。ちょっとくらい不真面目なほうが人生楽しいと思う。「白い密室」鮎川哲也。星影もの。逆に考えるんだ!的な。「球形の楽園」泡坂妻夫。亜愛一郎もの。オチを覚えてた。赤川氏に似たようなネタがあったような(伝聞)「不透明な密室」折原一。黒星警部。トリックのためにある人物設定だなーという禁句。「梨の花」陳舜臣。冗談の分からない人に冗談を言う時はちゃんと冗談だと断っておくべし。「降霊術」山村正夫。怨念を伝承するのはやめましょう。「ストリーカーが死んだ」山村美紗。惚れる相手は見極めよう…。2018/11/30