出版社内容情報
ガイドブックライターの緋美花が、京都の街で出会った男たちと肌を重た、いくつもの夜……。匂い立つ官能が胸をゆさぶる傑作!
内容説明
ガイドブック執筆のために京都を訪れたフリーライターの緋美花。取材で街を歩いていると、オスを感じる男と出会う。ベンチャー企業の経営者、寡黙な京人形師、茶道具屋の跡取りの坊や、SM愛好家…。彼らの指、口、身体に、ときに緩やかに、ときに激しく、緋美花は乱される。雅やかな空気につつまれた、匂い立つ官能が胸を揺さぶる傑作短編集。
著者等紹介
藍川京[アイカワキョウ]
熊本県出身。福岡女子高校卒業後、現代文芸研究所に所属。1989年、『卒業』(のちに『華宴』と改題)でデビュー。団鬼六賞選考委員を務めるなど、女流官能、性愛小説の草分け的存在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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棚
4
緋美花…すごく男運がいいというか…アタリを引くよね…(そうじゃないと展開しないからです)京都の歴史、伝説等も絡んで読みごたえがあった また藍川京の別の作品も読んでみたい2019/01/27
ken
1
図書館にこんな本があるのかと思い手に取りました。人気女流官能小説家の作品、自立した30代のフリーライターである主人公が京都の歴史や名所を訪ね歩きそこで知り合った男性とひと時の快楽に身を委ねるといった内容です。歴史上の人物や物語に絡めながら情事を重ねる辺りは中々面白いと思いました。主人公は作者自身の姿を重ね合わせているのではないか?と勘繰ってしまいました。 他の作品も読んでみようと思います。2025/08/26