内容説明
明日をも知れない動乱の時代に、最後まで武士としての「誠」を曲げなかった武闘派集団「新選組」。幕末の京都で、近藤勇、土方歳三、沖田総司らが奔走。尊王攘夷・倒幕派に対抗する。結成前の江戸・試衛館時代から、池田屋騒動など激闘の壬生時代、箱館戦争、生き残った隊士のその後まで…。超豪華作家陣が描いた傑作歴史・時代小説集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
73
それぞれの新撰組隊士の短編、違った角度から隊士が見れて良かったです。土方戦死した場所、板橋にある墓所にも行きました。2019/09/15
ポチ
59
年代順の10話のアンソロジー。戦後に発表された傑作作品を集めていて、派手さは無いがいぶし銀の渋さが全編を覆っています。こんな新選組の話もいいものです。2018/02/15
Die-Go
50
新選組の短編集。既読二編。傑作を集めたと喧伝する通り、なかなかの秀作揃い。時系列順になっているので、混乱しなくて良い。池波正太郎がハナから出てくるのはちょっともったいない気もするが。安心して読める。★★★★☆2018/01/18
ASnowyHeron
18
様々な作家による、新撰組がテーマということが共通に短編だが、どの作品でも殺伐とした時代のなかに人が人を想いながら生きていった様子が描かれていて、物悲しい。2016/04/17
ウッチー
11
10の新選組作品を集めたアンソロジー。 どれを読んでも引き込まれたが、中でも「五稜郭の夕日」は日野宿での市村鉄之助。「剣菓」は、最後にスーパー爺さんは永倉新八だったとわかり楽しめた。2016/06/26