内容説明
統子は、幼児誌の編集部で働くシングルマザー。四歳の息子・智康は、夫の希望もあって不妊治療の末に授かったが、ささいな喧嘩をきっかけに離婚に至った。仕事上のトラブル、子どもの突然の病気、実母やママ友との関係など悩みはつきない。全力の日々を送る中、雑誌の記事に智康と似た双子の少年を見かけた。それをきっかけに、親子で五島列島の中通島へと向かうが…。
著者等紹介
椰月美智子[ヤズキミチコ]
1970年神奈川県生まれ。2001年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞し、02年同作でデビュー。『しずかな日々』が07年の第45回野間児童文芸賞、08年の第23回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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