内容説明
「戦国の革命児とよばれた織田信長の人生は三国志の英雄・曹操を真似たものだった」―大学教授の新説が世間で賛否両論の大反響を呼び、さらに教授が弓矢で襲撃を受けるという事件も発生。歴史研究家の月村弘平は恋人の警視庁刑事・上田夕湖と犯人像に迫るが、今度は教授が火縄銃で襲われて…人気時代小説作家が挑む傑作現代ミステリー!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年第1回北東文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
59
時代小説の時のようなサッパリとした謎解きではなかったけど、サクサクと読了。2023/08/21
ひさか
23
2014年10月刊。文庫書下ろし。風野さんの現代ものは初めてですが、楽しめました。時代ものより仕掛けが、やや落ちるという感じがしました。2015/01/15
igaiga
22
相変わらずゆるくてお気に入り。あっという間に読めますが真偽のほどは謎。信長・・・三国志参考にしたのかな??似ているんですね。どうかな??気になりますが・・・2019/01/24
さっとる◎
21
イケメン歴史探偵月村弘平シリーズ第3弾。よりライトになっているような(^^; サラッと読めて面白いのだけど、「信長は曹操の猿真似しただけだ」って説…猿真似でも何でも誰にでもできるかー!って、最初から何か引っ掛かってしまった(^^; 動機も切ないのだけど、サラッとライトにいっぱい死んだなあ…って(^^; 探偵と夕湖が好きだから次出ても読むけどね(笑)それだけ(笑)2014/11/14
むつこ
20
今作品の信長と曹操は大好きな歴史人物、その二人がどのように結びつくのか興味はあった分「あり得るか?」と風野的珍説の数々にメインの観光地に憧れが薄れたまま。行ってみたいと思えず代わりに三国志の小説を読み直したくなった。2018/08/16