実業之日本社文庫<br> 夏色ジャンクション―僕とイサムとリサの8日間

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実業之日本社文庫
夏色ジャンクション―僕とイサムとリサの8日間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 417p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408551319
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ミニバンで寝起きし、ふらふらと暮らす信之。ひょんなことから、700万円の大金を所持する老人イサムと出会う。そこに、ヒッチハイクで青森を目指すアメリカ娘・リサが加わり、3人で東北を巡ることに。親友と恋人に裏切られて借金を背負う信之は、イサムの金を奪おうと考えるが―。3人の人生がクロスする、楽しく、切ない8日間。青春ロードノベルの決定版。

著者等紹介

福田栄一[フクダエイイチ]
1977年愛媛県生まれ。2003年『A HAPPY LUCKY MAN』で光文社よりデビュー。青春小説、ミステリー、コメディ、時代小説など、さまざまなジャンルの作品を書き分ける多彩な才能をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

66
あの有名な映画の変奏曲のよう。名古屋から山形までの約束が、8日にわたる旅になり、すさんでしまった伸之の心に幸せを取りもどす。きっと勇とリサの心にも深い印象を残しただろう。旅の途中のさまざまなエピソードが楽しく、ときどきハラハラしながら、最後まで飽きさせずにほとんど一気読みできた。自分ならこんなときは、どうするだろうか。そんなふうに何度も状況から問われているようで、考えさせられる点が多かった。物語はここで終わるのだが、どうしてもその後の三人を想像したくてしょうがない。2020/01/20

あやっぴ

35
3人の8日間にもわたるドライブ。寄り道ばかりで目的地が遠いが、その一つ一つのアクシデントさえ楽しかった。休憩がてら立ち寄るサービスエリア、宿でその土地の名物をお腹いっぱい食べ、気分一新、そして次に向かう様子がとても心地よかった。高齢のイサムの食べっぷりにはハラハラ。それでもどんな場面でも冷静沈着、この旅にはなくてはならない存在のように思った。続編が出ないかなー。2022/09/09

シェルティ

29
帯に書いているように一気読み!400ページを感じさせなかった。昔の恩人にあるものを渡しに行こうとするおじいちゃん勇さんと、夜逃げして自分の車で生活していた信之。ヒッチハイクしていたアメリカから来た娘のリサが、それぞれの目的を果たすために珍道中。例に漏れず3人には友情に似たものが芽生え始め、そして別れ。決してきれいごとだけではない人の心。「大事なことは、どれだけ迷っても、最後に正しい行動を選ぶこと」今回の作品のワタシの一行!2013/07/24

からす

16
面白かった〜こんな無計画の寄り道だらけな旅憧れるな〜!出発地が愛知なのも自分的には親近感あってよかった!読みやすくていい作品でした!!2013/08/20

ヨリヨリ

16
今年の夏、良き出会いを☆2013/07/24

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