実業之日本社文庫<br> 我餓狼と化す

電子版価格 ¥528
  • 電書あり

実業之日本社文庫
我餓狼と化す

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408550800
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

幕末屈指の洋学者でありながら、衝鋒隊を率いて各地で反乱を起こし、官軍を震撼させた古屋佐久左衛門の戦いを描く表題作、新選組局長・近藤勇の処刑とその後の遺体の行方にまつわる騒動を活写した「勇の首」―そのほか、赤報隊、天狗党、振武軍、撤兵隊、遊撃隊など、幕末維新を舞台に、義に殉じ、最後まで屈服しなかった男たちの凄絶な生き様を描く全八編。

著者等紹介

東郷隆[トウゴウリュウ]
1951年神奈川県横浜市生まれ。国学院大学卒業。同大学博物館学研究助手、編集者を経て作家に。94年に『大砲松』で第15回吉川英治文学新人賞を受賞。2004年『狙うて候―銃豪村田経芳の生涯』で第23回新田次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

14
幕府に殉じた男達の短編集です。伊庭八郎以外知らない人物ばかりで、まだまだ勉強不足を痛感しました。それにしても幕臣や大名達の不甲斐なさ風見鶏の様な態度に辟易してしまいます。最後まで意地を貫いたのは身分の低い者ばかりだったように感じてしまうぐらいです。幕末にはまだまだ知らない魅力的な人物が沢山いるんでしょうね、もっともっと本を読まねば。2018/01/24

桜もち

13
解説まで読んで、じーんと来た。どれだけ不利になろうと節を曲げず、大義のために殉じた名もなき男たちの事跡をおさめたオムニバス。渋沢栄一の養子、平九郎が落武者となって切腹した時の辞世の句 《惜しまるる時ちりてこそ世の中の 人も人なれ花もはななれ》 その時わずか22歳…判官びいきではないが滅ぶ者の美しさなのか、どうしても旧幕府側に心が寄せられる。2015/05/15

Yukihiro Nishino

12
幕末において賊軍とされ敗れ去っていった男たちの物語。地元の名も出てきて興味深かった。作品のあとがきにおいて、ある維新の功労者が、なぜ長生きできたのかを問われたとき、「殺されなかったからだ」という旨の句を詠んだという記述があるが、幕末という時代は、皆が自分の信念や義のために命がけで戦った大変な時代だったのだろう。2016/06/21

yamakujira

4
「雪中の死」で赤報隊の金原忠蔵、「勇の首」で勇の婿養子の近藤勇五郎、「屏風の陰」で天狗争乱に加わった中山範之助、「血痕」で飯能戦争から逃げ損ねた渋沢平九郎、「百戦に弛まず」と「我餓狼と化す」で古屋佐久左衛門、「下総市川宿の戦い」で撤兵隊の江原鋳三郎、「坐視に堪えず」で遊撃隊の林忠祟と、幕末の敗者をえがく。渋沢一族の成一郎や栄一と平九郎、旧幕軍の指揮官として大鳥圭介と佐久左衛門、遊撃隊で肩を並べた人見と伊庭と林忠祟、生死は運命のいたずらとしか思えない。佐久左衛門の弟が高松凌雲なのかぁ。 (★★★☆☆)2018/06/05

読書管理用

4
9点/10点 幕末、男の死に様を描いた短編集。主に関東甲信越の佐幕党がメイン。飯能戦争など興味深い題材もありますが、何がいいかって古屋作左衛門。インテリでランツクネヒトを率いた福岡県の偉人。もっと知ってほしい人物ですね。佐久の写真を置いてます⇒http://ameblo.jp/0721jjjj/entry-11557950015.html2013/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5133938

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。