内容説明
元マル暴刑事・佐伯涼が環境犯罪に立ち向かう「潜入捜査」シリーズ第2弾。日本の商社が出資した、マレーシアの採掘所の周辺住民が白血病に倒れた。反公害運動封じ込めのため、暴力的な見せしめを住民に行う日本のヤクザに、佐伯の怒りが爆発する。見せしめを続ける者たちの正体は、佐伯の宿敵・泊屋組の若衆頭。佐伯の古代拳法と、ヤクザとの死闘が始まった―。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年にデビュー。武道小説、伝奇小説なども幅広く手がける。06年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
75
潜入捜査シリーズの第二作目です。マレーシアまで出張っていきます。このシリーズは警察官でありながら、警察手帳や拳銃一切無し、という主人公です。ですので体力勝負や、パチンコの玉のようなものでの対応になります。従来の今野さんのシリーズとは一線を画して格闘技的な場面が多くあります。それにしても世の中には悪のタネは尽きない、とはよくいったものです。2015/06/07
BlueBerry
63
潜入捜査が無かったのでこれから読み始めました。読み易いのでスラスラ進みますが若干内容が薄いような感じもしました。とりあえず1作目にもどって、そこから読みたいと思います。序盤○中盤○ラスト○総合○2015/01/07
chikara
59
潜入捜査の第2部。勧善懲悪アクション物。スカッとしますネ♪次も買おう。2014/02/12
mizshnami
51
日本はヤクザを輸出している。これは由々しき事態。日本がそして日本人が他国からどう見られているのかをもっと学ばなければいけないと思う。所長のねらいは何なのか。続編へのさらなる興味となった。2016/01/04
はにこ
47
今野さんの任侠シリーズを読んでいると割とヤクザに悪い感情は無いのかと思っていたけど、このシリーズは真逆。マレーシアの舞台で残忍なことを繰り返す。環境問題は、日本は海外でこんなことをしているのかと驚かせる。佐伯は一匹狼っぽいけど、現地の人々と力を合わせることに感動したりと人間臭さもあって良い。面白いシリーズ。2023/03/27
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