実業之日本社文庫
偽証

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  • サイズ 文庫判/ページ数 490p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408550145
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一人息子を育てながら九年間の受験勉強を経て弁護士になった村地佐和子はミスばかり犯し、前途に悲観的になっていた。そんな折りに、タイ人女性と人身売買をめぐる殺人事件が発生し、佐和子は容疑者の弁護を引き受ける。しかし彼女の前には、容疑者である若者の頑な心など、幾多の難問が立ちはだかっていた―。

著者等紹介

深谷忠記[フカヤタダキ]
1982年『ハーメルンの笛を聴け』で江戸川乱歩賞候補。85年『殺人ウイルスを追え』でサントリーミステリー大賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Pure

25
ストーリー構成なんて相当いい感じだと思います。でも、まったりとしちゃって緊迫感がないというか、疾走感がないというか。視点がコロコロ変わるせいなのかも。結末もそれで良いのか?という気持ちを拭いきれない。2018/11/27

ちょん

14
一人息子を育てながら弁護士になった村地佐和子。タイ人女性と人身売買をめぐる殺人事件が発生し、佐和子は容疑者の弁護を引き受ける。しかし彼女の前には、容疑者である若者の頑な心など、幾多の難問が立ちはだかっていた―。「 偽証」という言葉が読後に重く心にのしかかった。人を思って偽証をする。真実を求め続けるのは難しいのか。なんかなぁ。心に残ったこのモヤモヤが不満足。2013/11/10

優花 🍯モグモグ

12
本格的に読みたい人だと物足りなく不満に感じてしまうストーリーかもしれませんが、あまり堅苦しくなく読みやすかったです。裁判で二転三転して真相に迫るのかと思いきや結局は闇の中に隠れたまま終わってしまう。それが現実なのかもしれない。2012/08/21

Scotch

7
(罪。悪。ノットイコール。僕が何者で、君が誰かなんてことで事実は大きく変わってくるのだろう。)オチは予想できなかったなぁ。読んでてもっと短絡的なものかと思った。裁判の描写が多かったし、伏線の要素はそんなに多くないと感じたこともあり、いい意味で意外に感じ、楽しめた。ただ、鏑木が中途半端に顔出してくるので出番をもうちょっと増やしてもいいんじゃないかなぁ。そういう点から見ても、裁判の描写に力を入れてるようですが、物足りなさを感じます。2011/04/03

you

5
偽証、偽証の連続です。内容は殺人があって、裁判になる普通のお話しで弁護士さん家族がほんのりしていておもしろかった。ただ書き方というか、作者の言い回しというかが、とても読みにくかったです。正直一々説明しなくてもいいのにって感じかな。2015/02/17

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