内容説明
一人息子を育てながら九年間の受験勉強を経て弁護士になった村地佐和子はミスばかり犯し、前途に悲観的になっていた。そんな折りに、タイ人女性と人身売買をめぐる殺人事件が発生し、佐和子は容疑者の弁護を引き受ける。しかし彼女の前には、容疑者である若者の頑な心など、幾多の難問が立ちはだかっていた―。
著者等紹介
深谷忠記[フカヤタダキ]
1982年『ハーメルンの笛を聴け』で江戸川乱歩賞候補。85年『殺人ウイルスを追え』でサントリーミステリー大賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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