哀を飲む

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408538914
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大ヒット作『二人一組になってください』、『神に愛されていた』……
ベストセラー作家・木爾チレンのデビュー15周年記念作品!

愛を失くした女子たちの、性と生についての痛切な短編集。
苦しくも美しい、哀と狂気を召し上がれ。


水のように無味無臭で?めない男との日々「水みたいな人」、
明けない夜、名前も知らない恋人との関係に耽る「ジンジャーエールに似ている」、
私の体に飽きてきた彼氏に感じる切なさ「ぬるいラムネ」、
死んだ夫の骨を飲む妻の物語「骨を飲む」……など、全7話収録。
デビュー当時から現在へと?がる、小説家・木爾チレンの軌跡を感じる珠玉の作品たち。


愛を手に入れた時の高揚感、そして愛を手放した時の喪失感、哀しみを飲み込む辛さなど、本書には恋愛が持つ美しさと苦悩と痛みが、瑞々しく描かれている。
これは、木爾チレンが描く「究極の愛と狂気」。

人生のほんのひとときくらいは、
哀しみを味わうのも悪くない。
――飲み込んだ哀しみは、いつかあなたを生かす血肉になる。


【著者・木爾チレンさんからのメッセージ】
何かを失った哀しみというのは、飲み込んだところですぐに消えるわけじゃない。けれど、いつかは体のなかから出ていく。
だから、人生のほんのひとときくらいは、哀しみを味わうのも悪くないのかもしれない。そんなことを考えながら、この短編集を編みました。この本が、誰かにとっての「生きる薬」になることを願っています。  -----木爾チレン


【目次】

内容説明

水のように無味無臭で掴めない男との日々「水みたいな人」、明けない夜、名前も知らない恋人との関係に耽る「ジンジャーエールに似ている」、私の体に飽きてきた彼氏に感じる切なさ「ぬるいラムネ」、死んだ夫の骨を飲む妻の物語「骨を飲む」―など、全7話収録。愛を失くした女子たちの、性と生についての痛切な短編集。

著者等紹介

木爾チレン[キナチレン]
1987年生まれ。京都府京都市出身。2009年、大学在学中に執筆した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で新潮社「第9回女による女のためのR‐18文学賞」優秀賞を受賞。2012年、『静電気と、未夜子の無意識。』(幻冬舎)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

123
主人公の女性たちの”喪失”への思いが赤裸々に綴られた短編に、書名の「哀を飲む」という言葉が意味深く描かれていくこの作品。そこには、7つの短編それぞれにどこか物哀しく綴られていく物語が描かれていました。『性』の赤裸々な描写が目を引くこの作品。そんな背景に描かれるうす暗い雰囲気感に心が沈み込みもするこの作品。“何かを失った哀しみというのは、飲み込んだところですぐに消えるわけじゃない。けれど、いつかは体のなかから出ていく”、とおっしゃる木爾チレンさん。そんな木爾さんが綴られる独特な物語世界に誘われる作品でした。2025/11/13

キキ

18
まずタイトルが良い。哀を飲む、生と性の喪失感がふんだんに使われ読みだすと止まらず。正常と異常という言葉がよく使われているが、読んでいるうちに本当は何が正常なんだろうか?と思ってしまう。中身に嫌悪感を抱く方もいるだろうなという作品ですが読めば確かに、なるほど、と自分の心に刺さる言葉が1つくらい出てくるんじゃないかと思い私は秀逸だなと感じた。ジンジャエールとぬるいラムネが個人的に好き。2025/11/28

ぶんぶん

6
水、ジンジャエール、ラムネ、コーラ、梅酒、薬、骨と最後の2つはいわゆる飲み物ではないし、そもそも骨は口に入れるようなものでもないけどそれでも飲むということに関連させ、女たちの性と喪失が描かれてる。 色々な見え方もあるけど、どの作品も結構な狂気の世界かもと感じました。やたら性に紐つけるのはチレンさんなのでもはや仕方ないのかなと。(たまにはいいけど続けて読むと少し食傷気味になるので…) 2025/11/23

あざすたしあ

3
不健康な恋愛に浸る女性心理を描いた短編集。それぞれのヒロインの飲みっぷりを味わうとどんよりします。メンタルが元気じゃないときに読むとやや危険。作中で梅酒を作るシーンがあってとてもおいしそうだった。2025/12/09

noa

3
買った本。久しぶりに本を読みきった。あまりハマらなかった。強いて言えば梅酒の話が一番よかった。2025/12/06

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