武士道 鍋島直茂

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  • サイズ 46判/ページ数 385p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408537481
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「葉隠」の思想を生んだ九州・佐賀藩の藩祖・鍋島直茂。主家に忠義を示しつつ下剋上を行った、戦国武将の人生を描く歴史小説!

内容説明

九州・肥前に本拠を置き、豊後の大友氏・薩摩の島津氏と覇権を争う戦国大名・龍造寺氏。その重臣として、主君・隆信に近侍した鍋島信生(後の直茂)は、戦場では忠孝にして勇猛、抜群の知略で版図の拡大に貢献する。やがて、隆信は肥前を統一、さらに国外に手をのばし、“五州二島の太守”と称するに至るが―。戦国期から徳川の世にかけて、幾多の苦難を戦い抜いた、「葉隠」武士道の原点にして佐賀藩藩祖・鍋島直茂の大いなる生涯!

著者等紹介

近衛龍春[コノエタツハル]
1964年生れ。大学卒業後、オートバイレースに没頭。通信会社勤務、フリーライターを経て『時空の覇王』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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如水

29
『鍋島直茂』肥前に本拠を構えた龍造寺隆信の一の家臣で超優秀。驚いたのが、隆信の肥前統一って結構時間掛かった(約30年)のに対し、五州二島の太守に成り上がる迄の速さ(約5年)。話も肥前統一迄がかなり重厚。『裏切り者には死を』を第一とした?隆信の忠実な家臣としての苦悩と喜び、後半は龍造寺筆頭家老として鍋島藩の成立に尽力し…ってあれ?オカシクね?と思った其処のあなた。良いんです、コレで。何故龍造寺藩では無く、鍋島か?が後半のキーでしょうか?後、『武士道とは死ぬ事と見つけたり』の本当の意味を知らない方も是非👍2020/04/19

Book Lover Mr.Garakuta

13
図書館本:日本戦国時代の九州の龍造寺に使える武士の話で、学ぶべき事も多かった。知らない人物だったので、新鮮感が強かった。歴史の流れにのまれ、群雄割拠する当時の人人に、感動。2021/02/27

茶幸才斎

7
幾多の国人らが割拠する九州で、肥前佐嘉を拠点に版図を広げる龍造寺隆信。その近習として優れた武略で頭角を現わす鍋島信昌(後の直茂)は、しかし隆信の敵に対する苛烈で容赦ない仕打ちに疑念を抱きつつも、主君の命に従い各地を転戦し功を重ねる。肥前を統一し、更に五州二島の太守となった隆信は、慎重を期すよう促す信昌の言を容れず、強敵、薩摩島津勢と島原半島の沖田畷で遂に激突する。戦に勝つだけが勝利ではない。死を賭して働き、結果、生き抜くこと。それが、幕末に雄藩の一角を成した肥前鍋島藩の祖、鍋島直茂の示した武士道であった。2020/04/09

るゐ

2
時勢を読み、その時々で様々な忠義を尽くす。主家との関係を調整し、逆転するにいたるが、絶妙な調整で維持する。その胆力たるやとてつもない。人を遠ざけるのではなく活かす。見習っていきたい。2020/06/25

tako_machida

1
鍋島直茂と龍造寺家を歴史になぞって書かれてますが、直茂がそこまで魅力的に書かれていないのが、残念。名前しか知らなかった武将を知るには良かったかなと。2023/05/06

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