内容説明
神奈川の伝統ある女子校・蘭聖学園の89期OGが連続して不審な死を遂げる。同校出身の弁護士・松川凛子は、同窓生の証言から真相を突き止めようとするが―学園の闇と女たちの愛憎に、ラスト1行まで目が離せない!女子校育ちの著者が、かさぶたを剥がしながらダーク過ぎる“女の園”を描く、ノンストップ・イヤミス!
著者等紹介
真梨幸子[マリユキコ]
1964年宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科(現・多摩美術大学映像演劇学科)を卒業。2005年「孤虫症」で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーに。2015年、『人生相談。』が山本周五郎賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
432
真梨幸子、3作目です。今回も一気読みしたのですが、題材(エスカレーター式の伝統ある女子の付属校、カレンダーにない日の同窓会等)の割には、あっさりしていました。もっとドロドロした物語を期待していたので、少し肩透かしを喰らいました。バレンタインに読むのには、うってつけだったのかなぁ?次回作はイヤミス・ビームを炸裂させて欲しいと思います(笑)2016/02/14
風眠
315
女子校ってやはり独特なのだな、と、思う。物語の題材になりうるネタが沢山ある世界。私も歴史のある女子校に通ってたから分かる。当時はよく電車とかで知らないおばあさんから「私もその制服着てたのよ」と声をかけられたり、趣きのある校舎が映画やCM、雑誌の撮影に使われたりして、ある種のステイタスみたいになってた。同窓会も上は100歳以上からズラーっと女ばかり、凄いオーラを漂わせて大集合だったし。そんな同窓会に私は一回で懲りた。さすがに6月31日に同窓会はなかったけど、卒業生がいつまでも幅をきかせているってのは、ある。2016/04/20
こうじ
275
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白かった(*^_^*)やはり登場人物多いね!^_^;もう真梨ワールド!ノンストップイヤミスだね。凄い女子校だったよ。男としては羨ましい世界に見えるけど、かなりドロドロだね。渾名付けは面白かったけどね^_^2016/03/01
まちゃ
220
私立女子校・蘭聖学園の卒業生たちのもとに届いた「6月31日」の同窓会の案内。案内状を受け取った卒業生の連続不審死。卒業生たちから相談を受けた学園OGの女性弁護士の調べで、それぞれの事件の繋がりが浮かび上がってくる。登場する女性達の妬みや僻みの描写はまさにイヤミスの名手。 ミステリー好きには堪らない設定でした。面白かったです。2016/04/16
ナイスネイチャ
216
図書館本。女子高ってドロドロしているイメージではあったが、これはやり過ぎの世界かな。子供持つと女性は変わるってさらっと言ってましたが逆にそうじゃない大多数は!?って思いました。イヤミス全開のお話しでした。2016/07/24
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