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三人屋

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408536675
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

朝はコーヒーとトースト、昼は讃岐うどん、夜はお酒と〆のごはん。おいしい匂いの漂う三人姉妹の店には、恋も厄介ごとも訪れる。

内容説明

朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん屋、夜は長女のスナック―時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれていた。三女にひと目ぼれするサラリーマン、出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店の店主、女にもてると自負するスーパーの店長など、ひとくせある常連客たちが、今日も飽かずにやって来る…。さくさくのトースト、すだちの香るぶっかけうどん、炊きたての白飯!心も胃袋もつかむ、おいしい人情エンターテインメント!

著者等紹介

原田ひ香[ハラダヒカ]
1970年神奈川生まれ。2006年「トリプルプリンセス2号」でNHK創作ラジオドラマ大賞の最優秀作受賞。2007年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まちゃ

250
原田ひ香さん初読みです。亡き父母が残した喫茶店「ル・ジュール」を引継いだ三姉妹。朝は三女・朝日の喫茶店、次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック。街の人達はそんな店を「三人屋」と呼んで、飽きずに通ってくる。三姉妹の葛藤とそれを取り巻く人々の人情物語が面白かったです。「三人屋」で三姉妹の料理を食べてみた~い。2015/09/22

おしゃべりメガネ

231
ワケありで朝はモーニングを三女「朝日」が、昼はうどん屋を次女「まひる」が、夜はスナックを長女「夜月」が営む三姉妹のヒューマンストーリーです。最初から最後まで、あますトコなくビッシリと原田ひ香さん風味をきかせた作品となっております。それぞれに個性豊かな三姉妹ですが、かかわる幼なじみのスーパーの店長「大輔」もユニークでなかなか人間味に溢れています。しかし、ストーリー展開やキャラの個性は申し分ないのですが、なんとなく話の本筋みたいなものが、人物を広げすぎた感じで少しぼやけてしまったかなと。でもいい話でした。2016/02/12

いつでも母さん

212
女の幸せは『運』なのかなぁ・・何故か食指が動かず今頃の読書になった。気になる原田ひ香さんのこれは白ではないが、真っ黒でもない。一番に思ったのは、これで終わり?これでいいの?あぁ、モヤモヤする。三者三葉、三姉妹の個性がそれぞれに味わいがあり、その後が知りたくなる。ということで『サンドの女』も行ってみましょうね。近所にこんなお店があると嬉しいけれど、ご近所さんが(お互いに)煩わしいかも(汗)2022/06/28

ちはや@灯れ松明の火

170
朝は日だまりみたいなキツネ色のトーストに手作りジャムで元気を出して、昼はすだち香る真っ白い讃岐うどんでリフレッシュ、夜は土鍋で炊きたてご飯とキャベツのぬか漬けで寛いで。店舗は一つ、営業形態は三つ、三姉妹が営む商店街の食事処。会社員、個人商店主、連日訪れる常連客の老若男男。姉妹だから何でも分かりあえるなんて幻想、両親が遺した店で繋がっているのが現実。どこかで針が飛んでしまった運命のレコードが奏でる不協和音、それでも三人揃わなくちゃ一日の歯車は廻らない。看板は一つ、看板娘は三人、この街の一日は三人屋と共に。 2016/03/13

初雪ハロー

152
面白かった❗一挙に読了しました✌️2019/03/14

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