森に願いを

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408536590
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

いじめ、就職、恋愛、不治の病…さまざまな思いを抱えた人々の運命を変える言葉とは?静かな感動を呼ぶ「森」のミステリー。

著者等紹介

乾ルカ[イヌイルカ]
1970年北海道生まれ。短大卒業後、小説の執筆を始める。2006年に「夏光」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。10年には『あの日にかえりたい』で第143回直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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風眠

185
生きていれば、日常から逃げだしたくなる事がきっと誰にでもあって。そんな時ふらっと行ける避難場所があるのは、実はとても幸せな事なのかもしれない。苦しくて、辛くて、一人になりたくて、でも本当の一人にもなりきれなくて。そして、ふと気づく。街の中にぽかっとある森の存在に。いじめ、不治の病、人間関係のあれこれと、抱える事情は様々で。ひととき現実に背を向け森に入ってゆく人々。立ち止まる事は恥じゃない、迷う事も無駄じゃない。何百年という時を経た森を引き継ぎ、愛の形見を守り続ける森番と、人々の心模様を描いた連作短編集。2015/03/04

takaC

180
根本的な解決にはなっていない話もいくつかあったような気もするのだが、いいのかな。 初出『月刊ジェイ・ノベル』:「色づく木 - 鏡の森」2013年3月号、「春めく木 - 我は地に伏し」2013年6月号、「雪待つ木 - インディアンサマー」2013年9月号、「病の木 - 夏の名残りのバラ」2013年12月号、「育ちゆく木 - 五十二歳の秘密基地」2014年3月号、「とらわれの木 - 揚げひばり」2014年6月号、「新たなる木 - 光差す場所」2013年9月号2017/01/11

barabara

132
森番がいささか人となりが定まらず、女性の常識からするとやや風変わり、悪く言えば気味悪いと感じる箇所もあった。しかし皆何かしら困難を感じている人々が吸い寄せられるように人気がない森に魅せられ、やがて癒されありのままを受け入れるようになる心象風景はとても清々しくよい物語だった。完2015/03/04

タカユキ

107
札幌の街中にある大きな森を舞台にした連作短編集。様々な問題を抱えた人たちが訪れ、森番の青年と出会い、それぞれが再生していく物語。不登校の子供に悩む母親、自信満々なのに能力を認められない女性、リストラ対象の男、自分の不幸を他人のせいにする人、友を自殺に追い込んだ少年。それぞれが自分の進むべき道を見つけることが出来る。誰かのせいにする事や憎しみからは、幸せは生まれない。いつか自分も、この森に迷い込んでみたいと感じました。2018/06/21

nico

105
街中に不意に広がる森。季節の花や巨木、小動物、あずまやが森を訪れる人達をひっそりと待っている。そしてテノールの声を持つ森番の彼も森を管理しながらいつも優しい佇まいで出迎えてくれる。森を訪れるのは不登校、就職難、病気、リストラ等人生に挫折した老若男女。悔しさや遣りきれなさの中でもがく彼らは、森に癒され森番に諭されることにより、笑顔を取り戻して再び各々の道を歩き始める。傷付いた人達に優しく寄り添う森番の彼の強さの訳に胸を締め付けられた。挫折を経験した人は優しさと強さを得る。私もこんな安らげる秘密基地がほしい。2018/04/28

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