• ポイントキャンペーン

東京ネバーランド

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408536064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

波多野一人、通称ヒトリ。ふしぎな男。どうしようもなく恋しい男。五人の女性たちが出会ったひとときの夢物語。

著者等紹介

吉川トリコ[ヨシカワトリコ]
1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で、第3回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞・読者賞をダブル受賞。受賞作を含む『しゃぼん』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やこ´•ᴥ•`

42
外見が女性よりも綺麗に整っていて、どこか魅力的な波多野一人(かずと【通称ヒトリ】)。カレを取り巻く5人の女性の物語。---街行く女性がみんな振り返るような外見のヒトリ。それだけじゃなくて雰囲気も魅力的なら、芸能界とかにスカウトされてそうだよね~。こんな人が一般人で居られるのかな?でもそれぞれ、ヒトリと出会った女性たちが彼と出会い愛し合うことで現状を打破できたりしていて、きっとそれがヒトリの存在意義なんだろうなぁなんて思った。レビューでの評価はあまり良くないけれど、私は割と好きでしたよー。2016/07/17

しょこら★

27
さみしい―…わたしを見て、そばにいて。買い物で、正反対の態度で、反抗で、なりふりかまって棄てきれない現実のなかで主張してるのは、『愛してほしい』。へらへらふらふら、軽くて猫みたいなヒトリ。彼にどうしようもなく惹かれるのは、彼もまたその振る舞いの裏で愛に飢えてるからなのかな。『デリバリー~』のキョウコに共感。興味のないふりして、ひとと違う態度をとって、いちばん興味があって意識してるのは、自分なんだよね。『漂白シャネル』の 買い物依存症ななおさんもすきだ。それくらい、わーーーーってなってみたい。2013/01/18

manamuse

26
一人(かずと)はネバーランドのピーターパンだな。ウェンディ、ティンカーベル、タイガーリリー、人魚達をトリコにするけど結局一人大人になれない。2020/11/30

アコ

20
だいぶ昔に読んだアンソロジーが吉川トリコさんとの出会い。「文芸あねもね」の存在を機に再び気になる作家さんに。ふしぎな魅力を放つ青年ヒトリと様々な女性たちとの出会い、過ごす時間を描いた連作風短編小説集。川上弘美さんの「ニシノユキヒコの恋と冒険」を思わせる1冊。各篇の前にあるイラストが少女漫画っぽさが増すし、どの物語もあとひと押しが欲しくなるも、おもしろかった。特に『ウェンディ、ウェンズデイ』。私自身が生活感あふれる主婦になりつつあるからなのかな。どうだろう。(ってこういう経験はないけれど笑)2012/12/08

aki

18
あらすじがある大好きな本に似ていたので、興味を持って読んでみました。個人的には、そっちのほうが好みでした(笑)けど、ふわふわしたお話とか、マンガ的なきゅんきゅんとかテンポはその本よりあるかな。と。脳内変換は佐藤健さんでした。2014/06/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5164767
  • ご注意事項