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こなもん屋馬子

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408535968
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

謎のレシピでお悩み解決。大阪発B級グルメミステリー。

著者等紹介

田中啓文[タナカヒロフミ]
1962年大阪府生まれ。神戸大学卒。93年『凶の剣士』で第2回ファンタジーロマン大賞に佳作入選し、『背徳のレクイエム』と改題・刊行しデビュー。同年ジャズミステリ短編「落下する緑」が鮎川哲也編『本格推理』に入選する。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第33回星雲賞日本短編部門を受賞。09年「永見緋太郎」シリーズの「渋い夢」(『辛い飴』所収)で第62回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

73
タイトルから期待していたけど、想像を上回る面白さ。コナモン各種類ごとの連作短編。大阪を舞台に神出鬼没(きっとコナモンの神なんだろうな)のこなもん屋、店は汚いが味は絶品のお好み焼、たこ焼はもちろん、ピッツァ、ラーメンまで登場。人生の教訓有り、コナモンにまつわる蘊蓄有りと内容も盛り沢山で、空「腹」絶後、大爆笑間違いなし!!文章区切りの小アイコンも小技が効いててかわいい。気分が塞いでる人に超オススメ!!2011/12/22

Mumiu

63
「♫誰だ 誰だ 誰だ〜!の後ってどう続くんでしたっけ?」と主人公が客に尋ねる。「かもめ食堂」、あれも食堂でした。章ごとの語り部・主人公はベルク・カッツェまで出演する「ガッチャマン」オールスターズ。ちょっと落ち込んでいたりするけれど馬子のよくわかんないコナモンを食べて(アンパンマンみたい)本来の自分の力を発揮して現状を打開する。その後「馬子屋」は跡形もなくなっている。美味しさがよく伝わってこないのはネタバレが企業機密だからだろうか。連続して読み続けるとちょっと胸やけするかもしれません。2015/03/28

みち

59
あー、なんだか読んでいて気分爽快だった。面白い!さすが「大阪のおばはん」。ただのちょっとお年を召したご婦人ではない。やることはちゃんとやって、理不尽なことは大嫌いな一本筋の通った、超一流のおばはん。私も今から修行して、由緒正しい「大阪のおばはん」になりたいと思う。それにしても、今からでも「こなもん」フルコースで食べてみたいわ。2013/07/18

ねむねむあくび♪

52
ワンパターンがお約束の、水戸黄門的な面白さ♪なーんも難しい事あらへんあらへん♪(ヾノ・∀・`)ナイナイ 楽しぃに、好きに読んだら、よろしいゎ♪(ノ´∀`*) 眉間にシワよせて、辛気くさい暗い顔しているそこのアンタ!(σ゚∀゚)σ 馬子のコナモン、必要でっせ♪おダシのええ匂いがしたら、馬子の看板、探すんやで~!! ε=ε=ヽ*^∇^)ノ♪2014/10/28

そうたそ

52
★★★☆☆ タイトルにもある「こなもん屋」を営む馬子さんのもとを訪れる様々な客達。それぞれ悩みを持ちつつ訪れるのだが、馬子さんの手にかかれば、美味しい「こなもん」を食べているうちに、自ずと悩みは良い方向へ導かれている。大阪の人情味、賑やかさも合わさり、終始ドタバタながらも心が温まる連作短編集に仕上がっている。「こなもん」といえども、お好み焼きやたこ焼きだけにとどまらず、うどんやピザ、豚まんまでも作ってしまう馬子さんは多彩。ストーリーがややワンパターンなため途中で飽きがくるのは難点だが、総じて言えば面白い。2014/10/02

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