内容説明
「できることなら、俺はあの日に帰りたい。帰りたいんだ。帰って女房を…」車いすの老人が語った言葉の真意とは―表題作ほか、時の残酷さと優しさ、そして時空を超えた小さな奇跡と一滴の希望を描く、著者渾身の6篇。
著者等紹介
乾ルカ[イヌイルカ]
1970年札幌市生まれ。2006年、短編「夏光」で第86回オール讀物新人賞を受賞し、翌年同作を収録した短編集『夏光』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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