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大仏男

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408535685
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

お笑い芸人予備軍コンビ・カナ&タクロウの霊視相談がインターネット掲示板で話題騒然に!!タクロウ扮する霊能者“大仏卓郎”はあれよあれよと政財界をも巻き込む大プロジェクトへと化していった。タクロウは混迷する現代日本と人の心を救うのか…。

著者等紹介

原宏一[ハラコウイチ]
1954年長野県生まれ。茨城県育ち。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て、97年『かつどん協議会』でデビュー。文庫版『床下仙人』が書店員の熱烈な支持により2007年ベストセラーに。同書は07年啓文堂書店おすすめ文庫大賞にも選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

85
『ヤッさんIII』を待ち侘びて何故か『大仏男』で間をつなぐ。そんな経緯を忘れてしまうほどにこれはこれで面白いのだ。2016/04/14

ゆみねこ

58
売れない漫才コンビ、カナとタクロウが霊能者ネタから偽の霊能者に扮して儲けようとするが…。政官財界を巻き込んでの大儲けかと思いきや。タクロウの生真面目さが良い方向に。カナの親友サヤカが好き!これはかなり面白かったです。2014/11/27

再び読書

35
大仏男の表紙からどんな話なのか?気になり読み進めていくと、霊能者と思ったが、意外と面白かった。ただ、最後のオチは少し期待ハズレだった。しかし、軽薄なのか人間が多く、腹立ちが、断続的にやってくる。その中で、興味深かったのは、霊能者が使うテクニックのホットリーディング、コールドリーディングの手法が、書かれていて面白かった。占いをする人の共通のテクニックにも感じる。意外と人は騙されるんだなと思わせる。次の原作品に期待しましょう。2019/02/23

Miya-G(みやじい)

31
やはり間違いがない!原宏一作品。やっぱり好きだ。売れない芸人コンビが偽占い師になって成り上がる話。何が良いって、貧乏だけど実直で、流されるけど曲げたくない。仲間はしっかり支えてくれて、甘い言葉は失敗の元。この世界観が好きなんだと思います。大事な人間は一番近くにいる。偽霊媒師として、成功していく反面、苦悩していく姿も好ましい。「アイドル新党」「握る男」に似た浮世の栄枯盛衰、人の信念、勢いがあった。読後感がほっこりテレ東感も良い。 ちょこちょこ出る河原のホームレスは、絶対やっさんに出てくるショータだ。2017/11/15

nyanco

28
心の隙間に入り込む技についても描かれていてエセ霊能者になっていく過程が面白かった。霊能者に頼る政治家や芸能人…このあたりなかなか面白く読めました。タクロウ自身が自分は霊能者だと思いこみ始めるシーン辺りまでは、先の展開が期待できたのですが、終盤はうやむや感が…。奇想天外な話として突き抜けてしまった方が面白かったのでは?カナの友人・水谷さんが登場する意味が掴めなかった。ネタとして、なかなか面白いのに今ひとつ捻れていなかった辺りがカタ&タクロウの漫才と同じで残念でした。続→2010/04/20

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