内容説明
走れ、逓信八一五号!―ポツダム宣言を受諾、連合国による占領統治下にある日本。厚木飛行場に降り立ったGHQ総司令官マッカーサーはただちに大日本帝国憲法の改正を示唆した。大国のパワーゲームに翻弄される日本に残された道は…!?おんぼろ自転車で奔走する内閣法制局・立木一郎が目撃した新憲法草案をめぐる日米ソの壮絶なる攻防!!マッカーサーの野望。白洲次郎の気骨。瞠目の歴史小説巨編。
著者等紹介
海道龍一朗[カイトウリュウイチロウ]
1959年生まれ。2003年、兵法新陰流流祖上泉信綱の半生を描いた長編歴史小説『真剣』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てつ
37
これはフィクションであってフィクションではない。終戦から憲法改正までを描ききっている。面白いが現代の憲法への変遷を知らないと分かりにくいかも。2021/04/19
グランくん
2
ポツダム宣言受諾の後、内閣法制局で憲法改正を検討する人々とGHQとの壮絶な駆け引きを描きます。 ヤルタ会談からの、米英ソのトップの思惑から終戦後のマッカーサーのGHQの施策の章と内閣憲法問題調査委員会の書記となった、内閣法制局の官吏の立木一郎の奮闘の章が交互で記述されます。2025/01/10
リュウキ
0
★★★☆☆2010/12/19
ノメ
0
戦後の憲法制定にかかわる物語。戦後の占領管理はGHQでよかったと思う。2015/07/14
ダイスケ
0
★★★☆☆2010/12/19