破局の舞

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408534763
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

日本有数の企業グループ、一邦会所属の危機管理会社に勤務する飯沼は、グループトップの邦和銀行大浜副頭取に呼び出される。グループ各社挙げてのプロジェクトに関するリスク対策のためだった。国際資源開発を目的としたその極秘プロジェクト推進に、国際財閥のテーラー一族が立ちはだかった。テーラー側は為替市場で日本売りを仕掛け、邦和グループ始め日本経済に壊滅的打撃を与えようと画策する。悪辣な動きを阻止する飯沼や大浜らに、予想もし得ない首相官邸からの要請も降りかかる。両者対決の帰趨は。為替市場の行く末は。物語の最後に仕掛けられた小説構造自体まで目が離せない書き下ろし金融謀略サスペンス。

著者等紹介

千代田哲雄[チヨダテツオ]
1947年愛知県出身。東京理科大学理工学部物理学科卒後、日本工業新聞を経て74年に時事通信社勤務。本社で証券、金融、為替などを広範に取材。01年より千代田圭之の筆名で執筆活動に専念。『暴発の臨界』『ゲノムの反乱』『異端のヒポクラテス』など環境や医療問題に関する小説を発表。04年『生餌』で第1回ダイヤモンド経済小説大賞佳作受賞を機に、筆名を本名に戻し、新たに日本経済・金融界を舞台にしたスケールの大きいサスペンス分野にも裾野を広げている
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感想・レビュー

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図書館がオアシス

1
初読みの作家さん。 元警察官で企業のリスク対策部長が主人公の話。まさに因果応報といったところでしょうか。 銀行をトップに持つ一大企業対アメリカの財閥の金脈を巡るせめぎ合い。それに絡む企業トップの私怨等々・・・株の売買の場面は特に緊張・緊迫感が漲りました。 体が不自由な娘の世話を妻に任せきりにできないため警察官を辞職、痴呆症が進む義理の父。激務との間で家庭のリスク対策はままならず・・・2018/04/07

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