内容説明
食べる前に読む!読んでおいしい食物エッセイてんこ盛り。現代人の食生活を鋭い視点で斬る、注目のエッセイ登場!モグモグ。
目次
グジュッとしたトースト
恐怖の黒豆
コンビニ年齢活断層
アーンして…。
他人がむいた果実
葬式饅頭の味わい方
ナポリタンと高級感
大人の哺乳瓶
蕎麦湯ネギ
切れすぎる包丁〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オリーブ
9
お腹が空くと機嫌が悪くなると言う酒井さんお得意の“食”をテーマにしたエッセー。さすが!です。最初はクスッとかニヤッで済んでいましたが、<すすり方>の章では思わず声を出して笑ってしまい、家で読んでいて良かったな~とホッとしました(笑)。私も普段から同じ食べ物に対して同じことを思っていたはずなのですが、こうして言葉で表現されると、舌触り、歯ごたえ、味が蘇ってきます。グルメレポとは全く違う酒井さんの観察力、比喩力の高さには空腹と共に感動さえ味わえました。2014/12/31
♪りんまま♪
6
分かるなぁ~っていうものから、そこまで気にするか?っていうものまで、ごはんに対する愛情がいっぱい詰まった本でした。ナポリタンは高級じゃなくて良い。自分で作ったものでなければ何でもおいしい。プリンとカラメルソース、柿の種とピーナッツの割合。すごくよく分かる…そして無性に餃子が食べたくなった。2015/07/08
memo
4
こういう文体ってなかなか新鮮だなぁ。 結構神経質な性格が見え隠れしますが、なるほどねと共感部分も多数。2015/01/16
しょこ
3
わかるわかる!!と共感できる文章が多くて読みやすかった。 ある食べ物に対して、『実際には高カロリーを摂取しているのに、それに見合った充実感を覚えることができないので、損をした気になるのです』とあった。食べたいけど、太りたくない!!どうせ太るなら納得のいくおいしさを堪能したい!!っていう私の気持ちをずばり表現してくれた酒井さん。他の作品もいろいろ読んでみたいな~☆2014/08/01
hrmh
2
食べ物好きにはたまらないエッセイ!!「あ~、わかるわかる!」と共感したり、「へぇー」と頷いたり、軽い読み口で楽しい一冊。食欲が刺激されるので、ダイエット中という方にはお勧めできません(笑)